Il quaderno d'Estate Ⅱ

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フレンズオンアイス2022 第一部②

000毎回楽しみなステファン・ランビエールの今年のプログラム"This bitter earth"は、まずボロのように破れた衣装(以前の大ちゃんのプロ"Lacrimosa"の衣装っぽい)に驚かされましたが、その演劇的なパフォーマンス、またしても瞠目させられました。コンセプトは刑事君のと共通するものがあり、逆境の中で苦闘し光を見出そうとするもの。プログラムが始まってすぐに尻もちをつくところがあり、私は最初にDear Freindsで見た時は、失敗して転倒したのかとハラハラしてしまいましたが、すぐにこれは演技の一貫だと気が付きました。初日の公演でも、軽い悲鳴というか息をのむのが周囲から聞こえてきたので、私同様に失敗演技と思ってしまった人のようです。いや無理もないですよ。転倒を演技に組み入れたのって、ずっと前にフレンズのコミカルプロで岳斗がやったくらいしか私は知らないです。
そればかりか苦悩の叫び声まで随所にあり、ほんとうにユニークなパフォーマンス。かつてアイスレジェンドで見せたスケートで「演劇」を追求するステファンの表現者としての姿勢は一貫していますね。台詞、歌、ダンスを組み込んだ「氷艶」シリーズとともに、フィギュアスケートの可能性を広げる試みだと思います。
そしてそのパフォーマンスは、衰えることのない「技術」に支えられていることは言うまでもありません。

第一部の〆は大ちゃんとジェレミー・アボットのコラボ"You'll never walk alone"。まあね曲も賢二先生の振り付けも、嘗てのクリスマスオンアイスでの大ちゃんステファンの「アンセム」の二番煎じではあるんですけどね。大ちゃんジェレミーのスケーティングを「魅せる」プロと割り切って私は十分堪能しました。特に最終日昼公演では、二人のエッジの描く曲線の美しさに涙ぐんでしまったほど。やっぱりフレンズはスケート巧者をそのファンの為のショーです。
そして大ちゃんがシングル時代に得意としていたのレイバックスピンをこうやって披露してくれる機会があることもあることもありがたいことです。珍しくハイドロしてましたね。Dear Friendsでシングルアクセル跳んでたので、本番では2Aにするかな?と考えてしまいましたが、もうダンスのブレードだからジャンプはシングルまででした。今までもフレンズは発光するリストバンドを使ったりして観客参加の試みをしていましたが、このプロではスマホライトを照らすことが促されました。会場内でももちろんでしたが、日テレプラスの放送でも、ほんとうに星のように美しい効果を上げていましたね。
抽選会は荒川さん大ちゃんミキティ昌磨の4人。Dear Friendsで演技を終えたばかりの大ちゃんを気遣って荒川さんが「本場では考えます」と言ってましたが、a結局本番でも大急ぎでの大ちゃんINでした。
相変わらずのグダグダあり、大ミキに漫才あり、昌磨の「効果は感じないんですけど」発言がw でも「効果」の件はコラントッテの社長さんに「言ってもいいよ」と言われているそうでww その社長さんは初日にお見えになっていたし、素敵なスポンサー様ですねー。
この抽選、2007年以来何十公演も参加しているのに、私はかすりもしませんわ…。

 

※やっとこれで半分ですw